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【なぜなぜ期、もう疲れた!】教育業界10年目のワーママがお勧めする対処法5選

私「よし、娘ちゃん!お着換えしようか。」

「なんで?」

私「保育園に行く時間だからだよ」

娘「なんで?

私「今日は、ママお仕事に行くからだよ」

娘「なんで?

私「…今日は、月曜日だからだよ(少しうんざり)」

娘「なんで?

私「…(イライラを必死に抑える私)お着換えするよ!!(強め)」

これは、我が家で繰り広げられた、3歳1か月の娘と私の会話です。(笑)

そうです、ついに我が家にも「なせなぜ期」が到来しました!!!

少し前まで娘の「イヤイヤ期」に苦しんでいた私。

やっと少し落ち着いたかなと思ったら、やってきたのが「なぜなぜ期」でした。

このなぜなぜ攻撃に対応するのって、意外と疲れますよね。

こどもの質問に何度答えても、返ってくるのは「なんで?」「どうして?

質問の内容も「なんでおうちは、ここなの?」「なんで今日は日曜日なの?」など、どうにも答えようのないものばかりです。

何と答えれば正解なのかわからず、ただ繰り返される不毛なやり取りに、こちらも、うんざり。

私自身も、朝の一番忙しい時間になぜなぜ攻撃をされた時はイライラが止められず、娘に悲しい顔をさせてしまって反省しました。

本当は丁寧に答えてあげたいのに、結局自分がイライラしてしまった…

こどもが納得する質問への答え方が知りたい!

こどもと、もっと楽しくやりとりがしたい!

そんな、なぜなぜ期真っ最中のお子さんをもつママさんへ向けて、教育業界に勤めて10年の私が、もっている知識と自身の経験をもとに、5つの対応を考えてみました。

よろしければ、ご一読ください!

目次

なぜなぜ期とは?

なぜなぜ期は「質問期」

なぜなぜ期とは、さまざまな事柄について「なんで?」「どうして?」と疑問に感じ、質問を繰り替えす時期のことです。

こどもは、言葉を話し出す1~2歳頃になると、周りの物事に対して「これ、なあに?」と関心を持ち始めます。

そして、語彙が増える3歳頃からは、より深く物事を知り、理解できるようになるのです。

それを「なぜなぜ期」、心理学では「質問期」といいます。

なぜなぜ期は、こどもの成長の証なのね!

なぜなぜ期は、どうして大切なの?

では、なぜなぜ期を経て、こどもたちは、どのように成長していくのでしょうか。

終わりの見えない質問攻撃に付き合うためには、なぜなぜ期がこどもにとって大切な理由を、ぜひ知りたいですよね!

ここでは、なぜなせ期で養われる5つの力をご紹介します。

  • 新しい世界を切り開くきっかけとなる、好奇心
  • 物事の本質を追求する、探求心
  • 自分で考え、創り出す力
  • 言葉を理解する力、語彙力
  • コミュニケーション力

どれをとっても現代を生き抜く上で必要な力ですし、こうした人間に娘が育ってくれたなら、親としては幸せだなと思います。

いつまで続く?なぜなぜ期

なぜなぜ期が大切な理由はわかったのですが、果たしていつまで続くのでしょうか。

一般的に、なぜなぜ期は6歳頃まで続くことが多いようです。

しかし、なぜなぜ期が始まる時期や有無には個人差があるので、なぜなぜ期がこないからといって、心配する必要はなさそうですね!

私は、小学校や学童保育に長年勤め、小学生と関わり続けてきたのですが、圧倒されるような勢いで「なんで?」と聞き続けてきた小学生は、ごく少数でした。

小学生ともなれば、疑問に思えば自分で調べる力も育っていますものね。

それに、永遠と続く「なんで攻撃」のような溢れ出す好奇心は、幼児期ならではのパワーだと思います。

自身の疲れも最小限にしつつも、こどもの好奇心を育てられるような方法があるならば、ぜひ実践したいところですよね!

なぜなぜ期に試してみたい対応

さて、ここからは、私が娘との会話で効果を実感した対応を発達段階に分けて紹介していきますね!

具体例も盛りだくさんなので、みなさまの参考になればうれしいです。

2歳~3歳の対応

言葉を覚えたての2~3歳頃は、大人とのコミュニケーションを楽しむために「なんで?」を繰り返していることが多いです。

そんな時は、こちらが楽しんで、やりとりをしてみましょう!

たとえば…

親「公園に行こう!」

子「なんで?」

親「お砂場で、お砂をジャージャーしようよ!お砂のシャワー、ジャー!!!

このように、擬音語を使ったり、テンションをあげて話してみることで、お子さんが満足するかもしれません。

もちろん、毎回エンターテイナーにはなるのは疲れてしまいますから、お母さん、お父さんの余裕がある時に試してみてくださいね!

3歳~6歳に試したい、5つの対応

3歳~6歳頃のこどもは語彙力や理解力が高まるので、先ほど紹介した5つの力を高める絶好のチャンスです。

取り組みやすい順に対応をご紹介しますので、ぜひ試してみてください!

これは、最も簡単な返答です。

こどもの質問に対して、

「う~ん。なんでだろうねえ。○○ちゃんは、なんでだと思う?」

と返します。

すると、娘の場合、うまくいくときは

「え~と…。○○だからじゃない?」

と自分で考えて、答えてくれます。

こどもの思考力も育めるし、親もなぜなぜ攻撃から解放されるし、Win-Winです!(笑)

反応するときのポイントは、さも、関心があるように大げさに反応すること。

「ああ…始まった、なぜなぜタイム…」という声は、できるだけ心の中に隠してください。

すぐに気づかれてしまい、怒りを買いますから。(笑)

そしてもう一つ、この質問返しの技には注意点があります。

私の経験ですが、これを多用していたら娘に「ちゃんと答えてよ!」と怒られてしまいました。

なので私自身は、こちらが疲れている時や、なぜなぜ期に向き合う気力がない時などに、様子をみながら対応しています。

2.共感して、褒めてみる

こどもを褒め、共感する関わり方は、自己肯定感を高める上でも重要とされていますよね。

私も、「共感」「褒める」というテクニックを「なぜなぜ期」の対応に取り入れています。

娘「なんでママは○○ちゃんが好きなの?」

私「わあ~素敵な”なぜなぜ”だねえ。そうやって聞いてくれるところも大好きだよ~!」

娘「へへへ~」

といった具合に、疑問をもったことを褒めると、娘もうれしそうにしています。

他にも

「いい質問だね!」

「ママはそういうふうに考えたことがなかったなあ!」

「よく気づいたねえ」

なども、私が多用している褒め言葉です。

また、

「ほんとだ!どうしてだろうね~?」

「ママも気になる!」

と共感すると、娘も「ママにわかってもらえた!」と感じるようで、その後の癇癪につながりにくくなりますよ。

3.質問に答えてから、次の行動を促す

こちらも、具体例を通して説明していきます。

娘「なんで、パパは起きないの?」

私「昨日、寝るのが遅かったからかなあ」

娘「なんで?

私「う~ん、昨日遅くまでお仕事してたからかなあ。起きたら、パパに聞いてみよっか。(楽しそうに)」

娘「うん!」

私「よし、じゃあパパを起してみよう!

こんな感じで、3ターンで「なんで?」を終えることができました。(笑)

こでのポイントは、娘の質問に答えた後、間髪いれずに次の行動を提案していることです。

その先の行動を楽しそうに提案してみることで、娘の思考は「なんで?」から「パパを起こす」という方向に切り替わっています。

その結果、質問攻撃を回避することができました。

4.こどもに関連づけて答える

こどもは、質問の答えを自身の事柄として捉えると、納得しやすくなります。

たとえば、先日公園でどんぐりを見つけた娘は、どんぐりが落ちている理由を質問してきました。

娘「なんで、どんぐりが落ちているの?」

母「ほんとだ!どんぐりが落ちているね。どこからきたのかなあ?」

娘「わからない」

母「じゃあ、上を見てごらん。木があるでしょう。あそこから、○○ちゃーん、やっほー!って落ちてくるんだよ

娘「わあ、かわいいねえ」

質問内容は「どんぐり」ですが、それを娘に関係したように話をすると、すんなりと納得してくれました。

このような対応は、科学的物理的事象の理解がまだ難しい3~4歳頃、特にお勧めです!

5. 一緒に答えを調べる

時間がある時や、私たちのやる気がある時には(笑)、一緒に答えを調べてみるのはどうでしょう。

それは、こどもの好奇心を高め、知識を得る喜びを体感することに繋がります。

今の時代は、スマホや本、YouTubeなどで簡単に情報が手に入るので、本当にありがたいですよね。

子育てをしていると、こどものYouTubeの視聴時間は気になるところですが、有益なコンテンツを観ていると思えば母の罪悪感も減りますし、時間を稼ぐこともできるので一石二鳥。(笑)どんどん利用していきたいです!

また、「もう一歩お子さんに寄り添いたい!」という親御さんは、本で調べる方法がお勧めです

本で調べる習慣はお子さんの大きな武器になりますし、「おうちの人が自分に寄り添ってくれた」とこどもが体感できるのもメリットですよね。

小学館の子供図鑑シリーズは、小学校や学童でも大人気だったので、早いうちに購入しても長く使うことができます。

なかでも、「楽しく遊ぶ学ぶ ふしぎの図鑑」は、「なぜ空が青いの?」などの疑問をわかりやすく解説しているので、なぜなぜ期にぴったり!リンクを貼っておきますね。

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まとめ

 本記事では、3歳の娘をもつ私の実体験と教育者としての知識をもとに、なぜなぜ期の対応をご紹介してきました。

▶2~3歳の場合

擬音語を使って楽しく会話をする。

▶3~6歳の場合

  1. 「なんでだと思う?」と質問で返す
  2. 共感して、褒めてみる
  3. 質問に答えてから、次の行動を促す
  4. こどもに関連づけて答える
  5. 一緒に答えを調べる

これらの関わりで、みなさんの親子の関わりがいつもよりも少し楽しくなったら、うれしく思います。

自分自身を思いやり、一息ついて、よい塩梅で子育てしていきたいものですね。

お母さん、お父さん、私、今日もナイスファイトです!!!

ここまで読んでくださり、ありがとうございました!

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この記事を書いた人

3歳の娘を溺愛しているワーママです!
10年間教育・児童福祉業界に従事し、その経験を活かして
Webライターをしています。
得意ジャンルは、子育て・教育・健康・転職。
真心込めて、お仕事いたします。

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